弊社の技術を、製造工程ごとに詳しく解説してまいります。
- 貝殻の選別
- 弊社は主にオーストラリア産の天然貝を使用しますが、全てが使える訳ではありません。腐りなどが無いか選別します。
- 貝殻の切り出し
- 選別された貝殻は、切り出す部分をマーキングして、特殊なボール盤にて切り出します。
- ブランクの整形
切り出された貝殻をブランクと呼びますが、これらのブランクは手動及び自動式のグラインダーによって円柱形に整形されます。
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自動グラインダー ブランクはまず手動グラインダーにて片面の
平坦度を出し、その面をガイド面にして自動
グラインダーにてもう一方の面も平坦に加工
し、円柱形に仕上げ
手動グラインダー
- ブランクのスライス作業
- 整形されたブランクは写真にある様に接着され、シリコンウエハスライシングマシーン(貝殻様に改造されています)にて好みの厚さにスライスされます。
接着されたブランク スライスされたワーク
- 研磨作業
- スライスされたワークは綿密な検品工程を経て、厚さ別に分けられ、両面研磨機にて
研磨されます。弊社が両面研磨する理由は、平坦度を保つためです。異なった番手の研磨剤で都合3度の研磨作業が行われます。
- 加工作業1
- 研磨を終了したワークは、いよいよCNCによる加工作業を行います。CAD/CAM
によって変換されたG言語によるプログラムデータがCNCにloadされ、加工されます。ギヨシェ彫りと言われる所謂模様(パターン)を文字盤に彫るのが得意です。
例えば、厚さ0.15mmも文字盤に深さ0.05mmもギヨシェ彫りを施すのは、中々の精密作業になります。と。同時に文字盤の制度が要求されます。
- 加工作業2
- 単純な加工作業、例えば窓枠、中心穴、インデックス穴加工などは金型を製作し、プレス機をを用いて行います